BLOG

ブログ

談笑するスタッフたち
Scroll
NewGate>お知らせ>ブログ>教科書の先にある、訪問看護の学び。

教科書の先にある、訪問看護の学び。

医療やリハビリテーションの知識だけでは、わからないことがある。利用者様の暮らしに関わる訪問看護だからこそ得られる学びや、専門職としての成長について今回のブログではご紹介します。

知識や技術だけでは、答えが出ないこともある

看護師やセラピストとして働く中で、日々さまざまな知識や技術を身につけていきます。

疾患について学び、評価や治療の方法を考え、経験を重ねながら専門性を高めていく。

それは、医療に携わる専門職として欠かせないことです。

しかし、実際に利用者様と関わっていると、知識や技術だけでは答えが出ない場面に出会うことがあります。

同じ疾患でも、生活環境や家族構成、大切にしていることは一人ひとり違います。

専門職として良いと考える方法が、そのまま生活の中で実践できるとは限りません。

訪問看護では、そうした一人ひとりの違いと向き合いながら、支援の方法を考えていきます。

利用者様の暮らしが、教えてくれること

訪問看護の大きな特徴は、利用者様が普段生活している場所で支援を行うことです。

自宅には、その人がこれまで積み重ねてきた生活があります。

普段使っている家具や道具、家族との過ごし方、毎日の習慣。

病院や施設では見えにくかった、その人らしさに触れる機会も少なくありません。

例えば、身体機能だけを見れば難しいと思われる動作でも、ご本人なりの工夫によって日常生活を送られていることがあります。

反対に、身体機能としては可能な動作でも、生活環境によっては大きな負担になっている場合もあります。

こうした発見は、教科書の知識を実際の生活に結びつけるきっかけになります。

「できるかどうか」だけでなく、「実際の暮らしではどうなのか」。

そんな視点が、少しずつ身についていきます。

「教える側」だと思っていた自分が、学ぶこともある

私たちは専門職として、利用者様に必要な情報を伝えたり、支援方法を提案したりする立場にあります。

しかし、利用者様との関わりの中で、こちらが学ばせていただくこともたくさんあります。

長年の生活の中で身につけてこられた工夫。

病気や障がいと向き合いながら見つけた、自分なりの過ごし方。

ご家族が日々の介護や育児の中で積み重ねてきた経験。

そうした知恵や経験は、専門書だけでは得られないものです。

特に小児の訪問看護では、ご家族が日頃から感じているお子様の変化や、関わり方の工夫が、支援を考える上で大きなヒントになることもあります。

専門職だからといって、すべての答えを持っているわけではありません。

利用者様やご家族の声に耳を傾けることが、自分自身の学びにつながっていきます。

うまくいかなかった経験も、次の引き出しになる

訪問看護では、考えていた通りに支援が進まないこともあります。

事前に準備していた方法が、その日の体調や気分に合わないこともあるでしょう。

小児のリハビリテーションでは、予定していた活動にお子様が興味を示さず、別の遊びから関わりが始まることもあります。

そんなとき、最初の計画にこだわるのではなく、その場の状況を見ながら方法を考え直すことが求められます。

なぜうまくいかなかったのか。

何を変えれば、もっと取り組みやすくなるのか。

次はどんな方法を試してみようか。

こうした試行錯誤の積み重ねが、専門職としての判断力や対応力を育てていきます。

最初からすべてに対応できる必要はありません。

経験を振り返り、学びを次の支援に生かしていくことが大切です。

経験を重ねるほど、見えるものが変わってくる

同じ場面に出会っても、経験を重ねることで気づけることが増えていきます。

以前は身体機能にばかり目が向いていた場面で、生活環境やご家族の負担にも目を向けられるようになる。

目の前の課題だけでなく、その先の生活まで想像できるようになる。

一つの方法にとらわれず、複数の選択肢を考えられるようになる。

そうした変化も、専門職としての成長の一つです。

訪問看護では、利用者様の生活に継続して関わるからこそ、自分の支援がどのようにつながっているのかを振り返る機会があります。

日々の小さな経験が積み重なり、少しずつ自分の視野を広げてくれます。

学び続けられる環境を大切に

利用者様との関わりから得られる学びは、とても大切です。

一方で、経験だけに頼るのではなく、専門的な知識や技術を継続して身につけることも欠かせません。

NewGate訪問看護ステーションでは、新入職スタッフへのオリエンテーションや同行訪問に加え、eラーニングを活用した学習環境を整えています。

社内の教育コンテンツをまとめた「オンクラス」や、訪問看護に関する専門的な学習ができる「S-QUE訪問看護」などを活用しながら、日々の業務と学びをつなげています。

現場で疑問に感じたことを学び直し、得られた知識を次の訪問で生かしていく。

そうした循環を大切にしています。

利用者様とともに、自分自身も成長していく

訪問看護は、専門職として身につけた知識や技術を提供する仕事です。

しかし、それだけではありません。

利用者様やご家族との関わりを通して、新しい視点や考え方に出会い、自分自身の専門性を広げていく仕事でもあります。

教科書で学んだ知識が、目の前の暮らしとつながる。

うまくいかなかった経験が、次の支援のヒントになる。

昨日まで気づけなかったことに、今日気づけるようになる。

そんな日々の積み重ねが、専門職としての成長につながっていきます。

「もっと学びたい」「今までとは違う経験をしてみたい」

そんな思いをお持ちの看護師・セラピストの皆様へ。

NewGate訪問看護ステーションでは、事業所見学やオンラインでのご相談も受け付けています。

訪問看護という仕事を通して、どんな経験や学びが得られるのか。

まずは、私たちの働き方や取り組みを知っていただければうれしく思います。